精油の本質、「なぜ?」を学べる、フランス式アロマテラピーを一緒に学びませんか? 

イランイラン精油の特徴と使い方|看護師アロマ講師が体験した”心地よさ”に変わった理由

アロマ

「この香り、ちょっと苦手かも」

そう思っていた精油が、ある日突然心地よく感じた――

そんな経験、ありますか?

自分のことはよくわかっているつもりでも、一生懸命になって生きていると、
自分の体と心の状態に気づけていないことがあります。

今回は、イランイラン精油との意外な体験を通じて――

香りの感じ方が変わる理由と、精油の成分から「今の自分の状態」を読み解く話をお伝えします。

いつもはラベンダーが頼りだった

好きな精油の一つ、と言えば、ラベンダー・アングスティフォリアです。

アロマを学ぶ、ずっと前から大好きでした。

疲れた時、
忙しくて頭が爆発しそうなとき

眠れない夜、
気持ちが落ち着かない時——

気づけばいつも、ラベンダー・アングスティフォリアに手が伸びていました。

それくらい、私にとってお守りのような存在の精油です。

入院中、イランイランを嗅いだら・・・

そんな私に、ある変化が訪れたのは入院中のことでした。

その時の私は、手術が怖くて(笑)

自分をいかに保とうか、とか楽に過ごすにはどうしたらいいか――と、

精油もバッチフラワーのエッセンスも
いろんな種類をたくさん持って行ったんです。

その中にはいつものラベンダー・アングスティフォリアも、もちろんありました。

ちょうど手術をした時期は、コロナが流行っている時でした。

家族すらも面会をなかなかできない時期だったので、それそれは大荷物に(笑)

手術終え、2日ほどたったころ、
心に少し余裕ができて、精油の香りでも嗅いでみようとカバンをゴソゴソ。

でも――

なぜかその時、ラベンダーの香りは違うな、と感じて、
何の気なしにイランイラン精油の香りを嗅いでみたところ・・・

香りを嗅いだ瞬間、ものすご~く深く呼吸ができて、肩の力が抜けてホッとしたんです。

「あれ?いい香り、心地いい…」

自分でも驚きました。

それまでは「甘すぎて苦手かも」と感じていたはずなのにです。

そしてそれと同時に気づいたんです。

「あ、私、自分が思っている以上に『やばい』状態だったんだ」と。

そしてその後も、入院中ずっと——
イランイランはちょこんと横に寄り添ってくれていたんです。

でしゃばるでもなく、ただそばにいる感じです。

自己主張が強くて、
「甘すぎて苦手かも」と感じていた濃厚な香りの精油がです。

不思議ですよね。

でも、それがすごく心地よかったのです。

イランイラン精油ってどんな香り?

そもそも、イランイランってどんな精油なの?という方のために、少しご紹介しますね。

イランイラン

  • 学名:Cananga odorata
    (カナンガ・オドラタ)
  • 科名:バンレイシ科
  • 採油方法:水蒸気蒸留法
  • 採油部位:花
イランイラン

イランイランは、フィリピンやインドネシアなどの熱帯地域に育つ花から採れる精油です。

高さは10〜20mになる高木で、花を収穫しやすいよう低く幹を曲げたり、誘引、剪定をしているそうです。

実物は、指宿市の芳樟で有名な開門山麓香料園で見かけたことがあり、
感動していたら、比較的温かな南九州でも外では育てにくく、
花を咲かせるには温室で育てるのがいいよと教えてもらいました。

「イランイラン」とはタガログ語で「花の中の花」という意味です。

甘く濃厚で、エキゾチックな香りが特徴で、
華やかなフローラルの香りは香水の原料としても古くから使われてきました。

(シャネル№5、ディオールのジャドールなどなど)

その濃厚でエキゾチックな香りは、
好き嫌いがはっきり分かれる精油でもあります。

官能的ともいわれ、「華やかすぎる」「甘すぎる」と
感じる方も多いかもしれません。

でも実は、それがそうでもないこともある、ということを
私自身がまさに体験しました。

精油は水蒸気蒸留法で花びらから抽出されます。

蒸留の時間ごとに分別蒸留されることがあり、
最初のものをExtra(エクストラ)とし、
そのあとの蒸留から1st・2nd・3rdとグレードがあるのも特徴のひとつです。

それぞれのタイミングで蒸留された精油は香りも全く異なります。

もし、イランイラン(エクストラ)とか、
「イランイラン」以外に何も書いていない表示の精油を手にした時は、
この二つは香りが違うんだな、とテスターでお試しになってみるとよいでしょう。

イランイラン精油の成分と、よく知られる特徴

イランイラン精油には、さまざまな芳香成分が含まれています。

主な成分をピックアップしてご紹介すると——

【エステル類】

酢酸ゲラニル・安息香酸ベンジルなど

神経系を落ち着かせる鎮静作用を持つと
言われる成分です。


【モノテルペンアルコール類】

リナロール

抗不安作用を持つと言われ、
気持ちをゆったりさせたい時に
好まれることが多い成分です。


【セスキテルペン炭化水素類】

β-カリオフィレンなど

近年、研究者の間でも注目されている成分で、
心身のバランスをサポートすると
言われています。


鎮静・抗不安・神経バランスをサポートする成分が
これだけ含まれているイランイラン。

また、華やかな香りの中に、鎮痛作用を持つ成分が
含まれているのも意外な一面だなと思っています。

(つまり結構万能❢ってことw)

イランイラン精油のおすすめの使い方

イランイラン精油は、香りが濃厚なので少量からお試しいただくのがおすすめです。

芳香浴はもちろん、
バスオイルやバスボムを手作りして
お風呂タイムに取り入れるのもおすすめです。

そして、イランイランが特におすすめなのが
コロンや香水を手作りする時です。

甘くエキゾチックな香りは、
香水の原料としても古くから使われてきたほどです。

手作りの香水やコロンに加えると、ぐっと本格的な深みが出ます。

(※個人の感想です。)

📌アロマテラピーの精油の楽しみ方、注意点についてはこちらの記事を参考にしてください。
【初心者向け】アロマテラピーとは?その効果と日常での楽しみ方や使い方、注意点について

成分を知ると「今の自分」がわかる

さて、あの入院中の体験に話を戻すと——

イランイランの香りに、思わずホッとしたあの瞬間。

あれは偶然じゃなかったんだと、今でも実感しています

鎮静・抗不安・神経バランスをサポートする
成分がこれだけ含まれているイランイラン。

あの時は体と心が緊張の限界にあったことを示していて、
これらの成分を自然と求めていたんだと思います。

いつものラベンダーでは足りなかった——
それほどの状態だったということ。

精油の成分を知っていると、
「なぜ今日はこの香りが心地いいんだろう?」という問いに、
自分なりの答えが出せるようになります。

「なんとなく好き」から
「なぜ今これが心地よいのか」がわかるようになる——

それが、NARDJAPANのアロマテラピーで
成分を学ぶ面白さだと、私は感じています。

まとめ

それまで「この香り、苦手かも」と思っていた精油が、心地よい、と感じる時――

それは、体と心のSOSのサインかもしれません。

なぜなら、心地よいと感じる精油の成分を読み解いてみると、
自然と自分やその方の状態がわかることを体験しているからです。

あの入院の体験は、私にとって
アロマテラピーの奥深さを改めて実感する出来事になりました。

カラダと心は常に変化し続けていて、
それに合わせて必要な精油もまた、変化する

だから、精油は「好き・嫌い」だけで選ぶものでもないことも学びました。

このことに気づくと、精油との関わり方、使い方はきっと変わってきますね。

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「成分から精油を読み解く」
そんなアロマテラピーの学び方に興味を持っていただけたら——

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